こんにちわ、ビルメン白味噌です。
誰もが最初は未経験なわけですが、未経験者でも避けることが出来る苦労なら避けたいと思うのが心情ではないでしょうか。
特にビルメンは人生や仕事に疲れた方が来る業界と言われているわけですから、なおさらそう考えるのも無理はないことです。
今回はビルメン5年目白味噌が、未経験でビルメンに入社する(就職したい)と考えている方に向けて少しでも不安を取り除けるように準備しておくことを最低限お伝えできればと思います。
就職活動前に資格を取っておく、、、なんてのもいいのですが、資格の勉強は実務を踏まえた上でやると意味があるのですが、机の上でただ勉強しているだけでは正直現場では・・・・・という感じです。
※あると待遇がそれなりの会社に入れるので意味がないとはいいませんが、これから紹介することをやっておけば絶対に仕事についていきます。
今回の記事は、資格試験の役に立つかどうかわからない内容を勉強するよりかは絶対に役に立ちます。なぜなら、実務ベースで書きましたから。
実務をやりながら勉強するのはとても大変です。ある程度『見たことがある』というレベル程度であれば、ビルメンは十分通用しますので入社前に進んでやっておきましょう!!
白味噌みたいな適当なやつでもそれなりの待遇で働けていますから、安心してくださいね!!
入社前にこれをやっておけばもっと楽に作業に取り組めたのになぁ、、、、と4年間経験してる今ならよく思いつきます。
ビルメンも立派な仕事なわけですから、舐めてかかると痛い目をみます。てか、痛い目見ている人が一杯います。そして退職していく・・・・(涙)
みんなでこの業界を盛り上げる為に、続けられる手段を考えましょう!!
それでは見ていきましょう!!
※長くなるので2記事に分けます。見る方も書く方も大変なので、、、、、(笑)
こ の 記 事 の 目 次
未経験者だけどビルメンになりたい方が、すぐに退職しない為に『最低限準備しておくこと』について~前編~
業務内容として準備しておくこと
工具を覚える
ビルメンが最初に直面するのは現場の位置と修繕作業でしょう。
現場の位置はもう個々の努力で覚えるしかないのでお任せしますが、修繕作業については事前準備ができます。
現場環境が壊滅していなければ、まずは先輩職員と同行して点検・修繕すると思います。その際必ず、
『○○○という工具を持ってきて』と先輩から指示されることでしょう。
なので、工具の名称を覚えることは絶対です。言われたものを持っていかないと怒られますので。白味噌の現場は、修繕場所によっては防災センターから現場まで往復30分かかるところもありました。(常駐現場って広いんですよ笑)
そういった事情を鑑みると、先輩も怒りたくて怒るわけではないので、そこは汲み取ってあげてください。
んで、工具についてですが下記を覚えれば大丈夫です。※正式名称でおぼえましょう。先輩の中には『カラス』だの『くちばし』だの設備業界の名称で呼ぶ人もいますが、名前というのは全員が把握できる名前で覚えるべきだと白味噌は考えます。
もしもあなたが先輩になった時に、後輩に正しく教えてあげられるような方になってください。
覚える工具ですが、
・モンキーレンチ(モンキー)
・パイプレンチ(パイレン)
・ニッパー
・ペンチ
・ラジオペンチ
・ウォーターポンプ プライヤー
・プライヤー
・六角レンチ
・精密ドライバー
・圧着工具(圧着端子ごとで、種類覚えましょう)
・圧着端子 各種(どんなものがあるかをしっておくだけでおk)
・テスター
・メガ―(絶縁抵抗測定計)
・クランプ(電流測定計)
・ラチェットレンチ
・プランジャー(ラバーカップの事です)
・カンツール(配管詰まった時に配管内を削って一掃する道具)
・高圧洗浄機
・ブロアー
・電工ドラム
・OAタップ
・接地抵抗測定計
・照度計
・騒音計
・温湿度計
・電動ドリル(インパクト・ハンマー・振動などの違いも簡単に知っておいてほしいです)
などです。
中には工具でないもの(点検道具)もありますが、これだけ覚えれば問題なし!!
赤字はよく白味噌が使うやつですが、常識の範囲内でしっているものも多くあると思いますので、覚えるのは楽だと思います。
※他にまだあれば、追記します。
現場によってある工具って違いがあるかもしれませんが、これぐらいならどこの現場もあると思います。
出来るだけ、作業の時間短縮できるように心がけましょう。
洗面器具・大便器・配管部材・小便器・コンセント・照明器具 などの『各部材の名称』と『修理方法』を知っておく
工具を覚えたら次は実際に修繕を行うわけですが、いきなり修繕しろなんていわれても、絶対に焦りますしミスします。
先輩が修繕方法おしえてくれなかった、、、とかで辞めていく人もいます。
でもよく考えるとそこまで難しい修繕はビルメンではやりません。『最低限、未経験入社したレベルで出来ること』を覚えましょう。
ビルメン修繕で多いのは段落タイトルとおり、洗面台やトイレ(小便器・大便器)などの衛生器具と電気設備のスイッチ・照明器具の安定器やソケット(ランプを入れる所のこと)ぐらいです。照明器具の増設とかもあるかもしれませんが、素人にはやらせないので大丈夫!!
んで、各部材の名称を覚えてほしいというのはどういうことかというと
衛生器具を例にとるなら、
①小便器・大便器なら押し部・バキュームブレーカー・スピンドルとからの故障や漏水(検索の仕方は『小便器(大便器)の水が止まらない、漏水している、交換方法)です。
②洗面台からなら、排水できない・止水栓が固くて回らない・Uトラップ(Pトラップ)からの漏水、自動水栓から水が出ない、水が少ししか出ないなど。
電気器具を例にとるなら、
①ランプがちらつくので、ランプ交換 OR 安定器交換( 各交換方法で検索)
②ソケットが壊れてランプが収まらない(ソケットの交換方法で検索)
③ランプ・安定器を交換しても電気がつかない。(スイッチ不良でスイッチ交換かブレーカーの遮断か検索)
などです。
衛生器具なんて水栓(蛇口)が自動か手動かで排水の穴があって、そこから排水される配管があってそれらを部分通しでくっつけているわけす。その全体の名称を最低限知っておいて、どこで外せるのか、どの部分が悪くなると漏水するのか、などを知っておいてほしいのです。
そういう風に言われると、凄い難しそうに聞こえますが、上記の洗面台や小便器などの設備はどこの現場いっても似たり寄ったりなので応用が効きます。
パソコンなおせ・エアコン直せとかとは難易度としては比べ物にならないぐらい楽ですから、気楽に調べてみてください。
これらは頻繁に発生するものなので知っておいて損はありません。知らないと先輩に0・100で聞かなければいけない為、わずらわしい雰囲気になりますが、多少でも知っていれば聞けば教えてくれるはずです。
部材の交換方法も小・中・大(つまりパッキンなどピンポイントで交換か部材一式全部で交換かなど)現場の方針があると思いますので全てに対応できるようにして準備しておきましょう。※実務は就職してからで大丈夫なので、あくまで知っておくことが大事です。
『槽』の種類についてしっておく
これはそれほど大切ではないのですが、白味噌は全くの物知らずの為、槽というものがいくつもあるとは知りませんでした(笑)
例えば、皆が飲むための水をためるそうである『貯水槽』、トイレなどの水に使用する再生水をためる槽『雑用水槽』、地下の部分の汚水(要はうんこ水)を地上に送る為一時的に貯留する槽『汚水槽』、雨水を溜める槽『湧水槽』など色々な槽があります。
※もっといっぱいあります。割愛しますが。
これらがどういった設備でどのあたり設置されているか、これらを構成するものはなんなのかしっておくと、各設備の関係性を知るうえで楽になります。(※各タンクには監視用として警報用電極とかポンプ始動用の電極とか排水バルブとか、フート弁とか連結管とかいろいろあります)
概略的でいいのでしっておきましょう。
100Vと200Vと400V、単相配線・三相配線の違いについて知っておく
電気工事士の資格を勉強すれば嫌でも知ることになりますが、自分の命を守る為、設備を点検する上で迷惑を掛けない為にはこれは絶対に知っておきましょう。
白味噌は入社前は100Vと200Vの違いもしりませんでしたし、電圧という存在自体知りませんでした。ランプの照明の仕様電圧が100Vと200Vあるなんてことも勿論しりませんでした。凄いでしょ??ww
設備には電灯系と動力系とに別れているので、各設備によって使用している電圧が違います。電圧の違いもありますが、それに伴い配線方法も違います。実際に現場に出れば、点検でテスターなどをあてるのでその時具体的にどういうことなのかを知ることが出来ます。
ですが、全く知らないと点検時もただ数値を描くだけになってしまうので意味がないので注意しましょう。
電圧の違いを知ると、自分の身を守る事とともに、設備の直し方を知ることにもつながりますので頑張りましょう
※例えば、マルチ業務用エアコンを修理する際に『室外機は動力盤 三相三線200Vだけど、室内機は電灯系統 単相100Vだとか。そうなると、各盤の設置位置がどこにあるのかが予想できますが、未経験者にはそんなことも予想すらできません。なので絶対に知っておきましょう。
テスターとメガ―とクランプの使用方法について知っておく(電圧・電流のチェック と 絶縁抵抗測定方法のこと)
ビルメンのメイン業務である点検内の作業において、点検工具の使い方を知らないというのは致命的です。
緊急時に使用するものなので、最低限の使い方を知っておきましょう。
その中で使用する点検器具としては、テスターとメガ―とクランプの使用頻度はダンチです。
テスターの使用目的は電圧チェックと線同士の断線チェックなど、メガーは漏電機器の特定などの際に、クランプは対処機器の電流値測定と漏電特定に使用します。
まぁ白味噌も最低限の使用方法しかわからないので使用方法は割愛します(できない?笑)が、上記の点検器具 + 使い方などで検索すれば出ますので調べておくといいでしょう。ネットを使えば得られる情報としては十分揃っていますので。
前半 まとめ
ビルメンになる前に最低限やっておきたいことについて、前半はここまでに致します。とにかく長くなってしまいますので。
今回の記事は、見てもらったうえでビルメン未経験の方々にネットで検索してもらうことを前提にする上で書いています。
はっきりいって、ここに書いてあることすら面倒くさいのではビルメンとしてやっていくのは難しくやめてしまう、、、と思います。
というよりも、就職しない方がいいと思います。
※白味噌は資格勉強代金・時間を無駄にしてほしくないのです。
逆に言えば、これだけやっておけば、容易に続けられることになるということにもなります。(ちょっと言い過ぎたかも汗)
書いた内容は資格試験の勉強の1/10程度の労力で修得できますので、就職前に調べてみてくださると嬉しいです。
そして、次回の内容が一番実務上で知っておいてほしいこと(空調設備がメイン)を詰め込む予定ですので是非読んでみてください。
それでは今回はここまでで!!次回をお待ちください!!!
後編へつづく
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