今回はビルメンとの結婚のデメリットについて記載していきたいと思います。
こ の 記 事 の 目 次
ビルメンと結婚した際のデメリット
給料が低い
・・・なんていうか、デメリットとか書いといて、ありきたりなことしか書けません。
とういうのも、、、もうこれしかない気がいます。いや、もうこれしかない(断言)
元々利益を挙げる業界ではないビルメンでは、現場の契約料金から僕ら作業員の給料が捻出されます。どこもオーナーは契約料金を下げたいのが本音ではありますから、契約料金を上げるなんてことは中々難しいことです。
白味噌も給料は昨年は結局420万円くらいでしたが、やっぱり東京とかだとやってはいけない額だと思いますね。
資格が手に入って、専任もされたのでもう少し今年は上がるとは思いますけどそれでもやっぱり440万くらいに収まると思います。
まぁ、白味噌はこの仕事量でそれだけもらえれば十分なのですがね。
ビルメンの仕事は普段から協力業者に点検させて挙がってきた不良に対して見積りをとって、そこに自分の会社のマージン乗せて提出するだけの見積りです。
それとなく知識は必要ですが、6割程度作業内容を把握していればあとは業者にお任せです。
オーナーやPM会社・テナントにどういう不良かを説明できるだけの知識があれば、十分仕事はまわせます。
難しいことをやっていないわけですから、当然給料もいいわけがありません。
誰にでもできることしかやっていないのですから、それで給料を求めるのはなんていうか、期待しすぎというか、身の程を知らない行為だと思います。
白味噌はフリーターから系列ビルメンになりましが、それまではアルバイトを転々としていました。色々なバイトをしていましたが、そこの社員さんたちの仕事量に見合った給料を彼らはもらっていたかというと決してそんなことはなかったと思います。※すごい忙しいそうだったのに。
なので、実質的な責任があまりないビルメンとしては、これだけもらえれば十分だともいえます。
ちなみに白味噌の会社は一応系列ですが、年収500万を超えている人は設備所長や総合所長くらいです。大学卒業の人ならまだしも、高校卒業の人だと基本の給与ベースが違うため、所長クラスまでいかないと年収500万に中々届きません。
所長くらすでも身体的負荷は少ないですが、庶務手続の量をみるともっと所長たちに給料あげてもいいんじゃないかなと思うこともよくありますね。
さて、全員が所長になれるわけではもちろんないので、そうなると平均的なビルメンの給料は450万~350万ぐらいなのかなと思います。そうなると、やはり1馬力で厳しいところがあるので、必然的に頼るべきは奥さんの年収になります。
つまり、共働きが必須ということになりますが、、実は系列ビルメンでは結婚している人は、実は結構な数います。意外ですか??
ただ、結婚している中で専業主婦で済んでいる人の割合はというと、実はほとんどいません。
※白味噌の情報量不足というのもあります。所長とかは専業主婦で回していましたね。
共働き世帯がビルメン業界の主流です。
ビルメン自体の給料はお世辞にも高いとは言えませんが、同程度の年収の女性と結婚したらそれだけで
400万+400万=800万ぐらいにはなります。
30代の世帯年収平均(手取じゃない)はたしか500万後半だったと記憶しているので、あっさりその額を超えることができます。そうすれば、全然生活に困らなくなりますよ?実際、白味噌は悠々自適に暮らしていますね。まぁ、子供がいないからというのもあるからかもだけど。
ビルメンとの結婚のメリットでも書きましたが、ビルメンは全体的に時間の余暇が多いですし、仕事的にもそこまでストレスはありません。
余暇が多く気持ちにゆとりがあれば、その分家事などに時間を割けますし、人に対して優しく接する余裕が生まれます。
折角家族になったのに、仕事のストレスで気持ちがギスギスしたり、忙しくてすれ違ったりするのってすごく悲しいわけですから、そういった事態もビルメンという仕事なら避けられますね。
そういう意味で、ビルメンは給料は低いけど、今の時代に適正のある職業だと思っています。
もしも、自分一人で稼ぎたいというのであれば、正直ビルメンという仕事はおすすめしません。
もっと努力した分帰ってくるインセンティブのある業界に移ってしまったほうが絶対にいいです。
(※ビルメンやっているひとでそんな野心家は今のところ見たことありませんが)
休日が不定期
さて、次のデメリットは休日が不定期だということについて書こうと思います。
ビルメンにとっては宿直勤務は切り離せません。それに、勤務体系はシフト制の為、確定した曜日の出勤ができません。
なにも不良が発生しなければいいのですが、もしも事故が発生した際は、突然の出勤になる可能性だってあります。
そのため、奥さんの仕事内容にもよると思いますが、休日の予定が一致しないというデメリットが発生する可能性はあります。
折角、休日なのに一緒にどこかに出かけたくても出かけられない、、、そういったケースはやはり発生してしまうことになりますので、その点は奥さんの不満がたまりやすい部分だと思います。
前回メリット面として、宿直による非番→休日→休日という実質休日扱いの非番の良さを書いてきましたが、それはあくまで自分の体感であって、奥さんにとっては必ずしも当てはまらないということもありますのでビルメンを志す方は注意したほうがいいかもしれません。
もしも子供がいたとしたら、奥さん一人で全て対応させるわけになるわけですから、気持ち的に不安な点も生まれそうです。
宿直勤務は一長一短という言葉がよく合いますね。
ちなみに、白味噌は現在オフィスビル勤務の為、日勤しかないスケジュールで、基本的に暦通りの休日をとることができています。※124日休みです
今まで人生でフリーター期間・ビルメン期間通して、暦通りの休みを取れる仕事につけたのって、実は今のオフィスビルに勤務し始めてからが初なんです。
実際暦通りの休日を体験してみると、白味噌的にかなり良いです。
元々、活気のある雰囲気が好きな性格なので、休日ワイワイしている雰囲気の町中を歩いたりするのって白味噌には結構な楽しみだったりします。それに週末が休日ってだけで、なんかこう、湧き上がってくるんですよね(笑)
逆に宿直勤務だと人のいない街中を歩くことになるので混雑しなくていいというのは勿論あるのですが、やはりどこか物足りない気持ちになります。まったりしていてそれはそれでいいのですがね。
まったりした休日を望む人は宿直勤務があっていると思います。
まあ、宿直勤務って結構身体の負担が大きいんで、一時的ならいいですが、年を重ねてまでやりたいとはあんまり思えません。
夜勤をする人はしない人に比べると、寿命が短くなるよく聞きますし、1回あたり2000円程度の宿直手当なんかなくても別にかまいませんしね。健康的な生活が一番です。
少し話はそれましたが、ビルメンと結婚した際のデメリットとしての休日不定期はこんな感じだと思います
人に言いにくい(説明しにくい)仕事
最後のデメリットとして、世間に言いにくい、、というのが挙げられる、、、のかなぁ??
ぼくは元々ビルメンを気に入っているので、あまり悪いところがないのですが、人によってはこの点は結構気になる点かもしれません。
というのも、もともと設備管理(ビルメン)って全体の仕事の中では縁の下の力持ちタイプ、つまり黒子に徹するタイプの仕事です。
普段からなにをしているかがいまいちわからない、、、何でも屋っていうのがイメージです。
陽の目が当たるタイプの仕事では決してありません。
僕の奥さんは僕を知人に紹介するとき、『ビルの管理をしているんだ』って言います。
すると、知人は100%『ビルの管理ってなに?管理人さん?』という質問が飛んできます。
『ビルメンです』といっても絶対に伝わりません。
『設備管理』って言ったらもっと伝わりません。
男性ならまだしも女性で一発で伝わったことがありません。
仕事が地味だからか、世間への認知度も地味なんです。
以前、天カセ4方向のエアコンが不良が発生したことがあったとき、原因がドレンポンプの故障だったことがありました。
設備管理として分解清掃と不良診断ぐらいまでは僕の仕事と思っていましたので、就業後数名が残業している中で
作業をしていたのですが、テナントの人たちに『管理人さん、そんなことできるんだ!!すごいね』って驚かれました。
・・・・・管理人ってなんやねん(笑)って思いましたね。
つまりそれぐらい普段何をやっているのかわからないってことなんだなと思いました。
あと、女性としては、夫が世間的に立派な仕事に就いていると嬉しいという気持ちはやっぱりあるのかなと思います。
医者とかスポーツ選手・パイロットとかって言ったら、すごいねーとなるのは容易に想像できます。
ビルメンではやっぱりそのあたりの評価をもらうのは難しいかもしれません。
電験3種も持っていると男性ならすごいね、いう人は多々おりますが、女性にいうと、『なにそれ?』ていう顔をする人が多いそうです。
※白味噌は電験3種持ってません。上司がもっていて、そういう反応をされたと言っていました。
結構地味に勉強重ねないといけない業界なので各職員それなりに頑張っています。
もう少し陽の目を見れるといいなぁと個人的に思っています。
少なくても、ビルメンですって伝えて『ああ、ビルメンさんね』って伝わるくらいにはなりたいものですね。
デメリットのまとめ
色々ビルメンと結婚した時のデメリットを僕の勤務してきた中で感じてきた中で挙げてみました。
①給料が低い
②休日が不定期
③世間に認知されにくい仕事
正直いろいろ書きましたが、白味噌にとってはやっぱりデメリットとしては薄いな、、、と思いました。
というのも、別に白味噌は世間に特別脚光を浴びる仕事をしたいわけでもないし、休日不定期でもまあそれはそれで余暇時間増えるから良いし、給料が低くてもコツコツ資格でもとっていれば500万ぐらいなら余裕で将来的にいつ仕事なくなっても再就職できそうだし、そもそも年収は奥さんとがんばって協力していけばいいし、、、。
デメリットを解決する手段がいくらでもありますから、こんなのデメリットに入らないのかなとすら思ってしまいます。
僕の奥さん談ですが、『もちろん年収が高いにこしたことはないけど、それよりも私と一緒に色々協力してくれる人のほうがいい。苦労を一緒に分けちあえないと家族にはなれないし、一緒にいたいから結婚したのに仕事が忙しくてすれ違いだと結婚した意味がないから。あ、年収は私が稼いでくるから白味噌君は今のままで大丈夫だよ(笑)』とありがたくも情けない言葉をいただいております。
最後に、ビルメンとしてやるべきことなのは、資格を取って年収をあげて転職とか目指す前に、自分の一生を任せられるしっかりした奥さんを探すことだと思っています。
はっきり言って、ビルメンが必至こいて資格とって年収あげても50万とかよくて100万とかが関の山です。
資格勉強ってどうしても時間がかかるから、それなら先に良識があって年収をそれなりに稼ぐ奥さんを見つけるほうが遥かに楽だと思います。
資格勉強なんかあとからいくらでもできますからね。
そうすれば、今のご時世にあった最適な世帯が完成するはず、、、と白味噌は思っています。
このブログを始めたのも、ビルメンは各掲示板とかで色々ひどいことを書かれていて(勿論それは事実な面もあるのですが)あまりに極端な意見が多かったので、もう少しビルメンの実態を正しく伝えて、ビルメンの良さを広める理由で始めました。
それと同時に、ぼくの考えた方が正しいかどうかを記していくのもテーマの一つです。
時代が変わって日本全体の平均年収が落ちていく中で、世帯のあり方が専業から共働きへ移ろいでいっています。
少子高齢化で働く人材が不足していって、一人当たりの仕事量も大きくなっている現状があるからなのか、
どこのテナントも遅くまで残っているのを見かけます。
一時の収入の多さだけでは測れない時代、将来を長く生きていく力をつけなければいけない時代がきているのかもしれません。
ビルメンは資格業だと思っていますが、その分非常に『手堅い仕事』だと僕は思っているので、
ビルメンになりたい人は遠慮なく飛び込んできてくれると嬉しいなと思っています。
※会社研究はしっかりしようね!
2回にわたってビルメンの結婚について書いてきましたが、ビルメンの結婚は決して悪いものではないので
是非ビルメンへの転職で結婚を考えている人がいましたら参考になると嬉しいです。
いつか、白味噌の婚活の顛末を書きたいと思っておりますので、よければ是非みてくださいね。
では、今回はこのあたりで!
コメント