こんにちわ、白味噌です。
ビルメンをやっていると時々疑問に思うのが
ビルメンって見積り作成とかってするのかなぁ??
ってことです。
前の病院現場だったときは、完全に点検員だった為に不良を発生しても不良報告書を作成しただけでその後の流れはよくわかっていませんでした。※所長と副所長などで作っていたみたいです。
現場が違えば行う作業も結構違うのがこの業界の特徴でもありますが、それでも見積り業務についてはまた少し特殊で、やらない現場は全くやりませんし、やる現場はそれがメインの業務だったりします。
見積書を作るかどうかは、行く現場のルールにお任せすることになりますが、少しでも知っておいた方が良いことがありますので少し今回の記事に書いておきたいと思います。
白味噌も上記の通り現場が変わってから初めて作成し始めたタイプなので少しは役に立つと思います。
ではどうぞ!
こ の 記 事 の 目 次
ビルメンって『見積り』とかってつくるの?? ビルメンが忌避する『見積り作成』について
見積書作成までの過程は?
まずは簡単に見積りを作成するまでの流れを記載したいと思います。
こんなこと書かなくてもわかるっていうのが、大多数だと思うんですけど、見積りを作ったことが無い人にはそんなことすらわからない・予測出来ないってこともあるかもので書いていきたいと思います
点検での不具合発生を確認
普段我々ビルメンがおこなっている点検は、『設備に異常がないかどうかを確認』しているわけです。
では実際に設備に異常な数値や動作を発見した時は、その設備故障を報告書にわかりやすくまとめて、提出することになります。
それすらもしないのでは、ビルメンは本当にただ散歩をしているだけの存在になり下がりますので、ビルメンたちの存在意義が示せるかどうかの場になります(おおげさ)
設備不具合報告書を作成する
さて、点検員(この場合は自分たちでもそうですし、協力業者にビルメンテナンス部署がある場合はそこになります)が不良を見つけると不良報告書を作成して提出します。
設備不良報告書に決まったフォーマットがあって、そこにどういう不良なのかを『文字』と『写真』で貼り合わせていくだけのお手軽作業です。
難しく書くよりかは、どういう不良なのかをわかりやすく描いた方が好まれます。
オーナー(PM)会社の方々は人にもよりますが、あまり設備に詳しくない人が多いです。設備に思い入れがあることを知ってるPMさんだと面倒くさくもあり、話を通しやすかったり良いところもあれば悪いところもあります。
業者からの見積りをもらおう
さて、不良修繕報告書を作り終わったら今度は見積書の作成に向かいます、、、、、、、その前に、業者から見積書を頼まないといけません。。。
電気工事なら電気工事の・衛生工事なら衛生工事の業者がいます。設備の不良に合せて業者を確認し連絡します。
見積書作成依頼し、来たらようやく見積書作成に移れます。
ビルメンの作る見積書の特徴は?
まず大前提として見積り書を作成する側(白味噌)にもある程度の知識が必要です。
当たり前かもしれませんが、業者からもらった見積書見てある程度内容がわからないとだめです。
ある工事で使用されている材料が大体何の行程で使用されるのか、、、、という意味です。
解らなければわからないなりに調べたりすることが必要です。まぁ、調べるだけで大体わかりますが。よほど大規模な工事でもないかぎり、ある程度の工事については調べれば全て出てきますので苦戦することは無いと思います。
ビルメン業務で多い修繕は衛生関係の部品だったり、ポンプだったりとか色々あります。
調べても分からないのであれば、違う現場でもいいので、実際に似たような工事をやったことがある現場の報告書と見積書を見せてもらうことが賢明です。
白味噌は現場の規模が小さいので、金額が適正なのかよくわからないものは相見積と他現場での見積書を参考にして作成しています。
まあ、見積書のゴールは極論を言ってしまえば『オーナーサイドがオーケー出してくれればいい値段にするだけ』ですね。
あとは自分の会社の利益になるぐらいの工事にするだけです。
余談ですが、公共工事でこの業種(例えば電工とか溶接とか伐採人とか)の1人工の単価は決まっていたりします。1人工あたり25,000円とか。
でも大体提出してくる業者の見積書は『技術料』とか色々な項目が入っているのか、1つの作業料金が35000円とか結構高い場合もあります。(フィルター交換の1枚あたりの作業代金の計算方が1000円/1枚だとか)。
結構、この辺りの金額って見積り書を依頼しないとわからないこともあるので、白味噌は初めて出す工事の見積書はちょっとわくわくしてしまいます。
これぐらいの心持ちで全然オーケーです。(白味噌も全然素人です)
工事進行で注意する部分を確認しておく
工事の内容によっては断水とか停電とか設備の一部を利用できない状態に陥ってしまうこともままあります。
そうなると、テナントさんにご迷惑をお掛けしてしまうので、工事をやる際はどういった問題が発生しそうかを常に考えてくといいと思います。
作業自体は業者さんはプロフェッショナルですが、バルブの位置とか現場のルールだとかは業者さんにはわからないことなので、業者の作業開始と終了までの取り組みをスムーズにしてあげるのが大切かなと思います。
今のところ大きな事故は発生したことはありませんが、業者の作業員のなかにも白味噌と同レベル位の人もいますので、業者だからと言って油断せずにしっかりと管理してあげることが大事です。
業者見積書金額にに管理会社の利益を『上乗せする』が本質です。
ビルメン・・・というよりかは『管理会社』の見積書としては専門業者から提出された見積書の各項目に金額を乗せてオーナー(PM会社)に提出するような形が一般的です。※少なくとも僕の会社じゃ。
これは、いわゆる業者手配や工事段取りなどにともなう『調整代金』という理由で上乗せするかんじです。※実際は色々んw項目を使います
少しわかりにくいので、下の画像を例にとってみてみましょう
1枚目はA業者の見積書です。
2枚目は白味噌の会社の見積書です。
良く見てみると金額が若干高めにでています。※内容は適当です。
見積書に載せる金額については恐らく各管理会社において最低限の売り上げの利率を言われていると思います。
僕ははじめて今の現場に来て見積書を作成したので、造り方がわからなかったため各部署に問い合わせた所、10パ%~25パーセントは載せてほしいといわれました
その目標の金額になるよう調整するだけですので、お手軽ちんですw
お気づきかもしれませんけど、元の業者の金額よりも凄い高い金額の見積書が完成します。
最初この仕組みを見たときはぼったくりだなぁと思いました。経由していく箇所が増えれば金額が上乗せしていくのは当たり前かもしれませんけど、なんだかなぁ、、、、、と思います。
提出する見積書は当然高いものに生まれ変わるので、オーナー(PM会社)から怒られます(笑)
怒られてから金額を調整していくような感じがいつものケースです(会社の目もあるので、一応最初は会社ベースで作成します。必ず怒られますが。必ず。)
ちなみに、金額を乗せる方法なんですがある意味なんでもいいようです。
たとえば、白味噌が笑ってしまったのは『場内搬入出輸送量』とかいう、工事で使用する部材をビル内に『運んで・出す』作業。
これで『1万円』ずつが見積りに加えられてて『ん?』って思ってしまいました。※大きな器材とかならまだわかるのですが、たかが排水ポンプとかで加えられると憤りを感じますwwしかも地下1f分の移動だけ。
それだけではなくて、交換していらなくなった部材の撤去費用でさらに『1万円』という感じで見積りに上乗せwww(産業廃棄物費用ではない)
交換費用は交換費用で名目ちゃんととっているわけですから込みでいいじゃんって思いましたwww
凄い世界だなぁ、、、この業界は、、、。どの業界もみんなこんなもんなのかな?白味噌にはわかりません
こんなこともあるので、相見積とかするのはとても大切ですねって話です。
違う所に見積りとると3/5ぐらいの値段でやってくれることもあります。(というか、相場がそっちだと思うんでけどね)
系列でお付き合いしている会社だとナァナァで高い費用なのもしばしば。
お得意先を使ったほうが良いこともあるのでそこは相談ですが、見積り作成をしてみると色々なことがわかって結構楽しいのが白味噌談です。
『見積り作成』と『業者・工事管理・オーナー(PM)報告』が本当のビルメン業務だと白味噌は思う
あとは会社のハンコ押して、PM会社に提出・オーナー許可を貰ってPMからの報告を待って許可が出たら協力業者に発注・工事段取り・工事実施で報告書を提出・請求書を提出して終了です。
ビルメン業界の面白いところは、先にも書きましたが、現場仕事(点検・修繕)しかやらないところもあれば、こういった見積書を作成する部署もあるという所です。
白味噌はごp系列系のビルメン会社ですが、徐々に点検・小修繕は協力会社のビルメン会社に移行し始めています。
そのかわりとして、協力ビルメン会社から提出された不良報告をもとに修繕計画と見積書を手逸出する役目になっています。
要は作業の取りまとめ役です。
工事段取りといっても、白味噌はそんな大きな工事をやったことが無いのでまだよくわかってはいませんが、いずれ経験を重ねていくと、結局我々はBM業務に移行していくのではないかな、、、と日々思います。
嫌ですね(笑)
まとめ
いかがだったでしょうか??
今回はビルメン業界の見積書について少し細かく描いてみました。
ビルメンの見積書は業者の見積書に乗せるだけ。でもそれなりに知識ないと作れないので、初めて作る方の参考に慣ればいいなと思います。
今回は身ばれの可能性もあるので、大分脚色してしまいましたが、書いている内容の本質は間違っていません。
これからビルメン業務に携わる方は点検業務だけでなく、業者やテナント、PM会社の方々などとよくやりとりをする仕事が発生する可能性が高いということを頭に入れておいてもらえればなと思います。
点検だけしていればいい、、、なんて時代は系列系ではもうそろそろ終わりを迎えつつあります。
折角系列に入れたのに折衝や見積りを作成しなければいけないなんて聞いていない → 退職、、、なんてことが無いように気を引き締めて入社してきてください。
面倒くさそうに感じますが、はっきりいって仕事内容は『事務作業』ですので、空調の効いた部屋でPCをポチポチしているだけです。とても身体的には楽で楽しいですよ。
業者さんともおしゃべりしているだけなので、携わるだけならそんなに難しいことはありませんしね。※お金を取り扱う作業なので金額などは要注意です(笑)
現場作業と事務作業が両立できる環境が白味噌の望むところなので今のところは充実しています。
是非、系列ビルメンを志してくださいね!!
では、また違う記事でおあいしましょう!!
番外編:ビルメンは見積り作成を『忌避』する傾向にある、その理由とは??
・・・・見積り内容についてはもう終了ですが、最後に少しだけ書きたいことがあったのでつけくわえます。
今回書いた見積り作成についてですが、ビルメンの中には見積業務を敬遠する人もいるということです。
なぜなら、先にも書いた通り『見積りを依頼・金額調整・工事段取り・テナント調整・工事実施』にともなって、人との折衝が多く発生することがありますので、そういった作業をビルメンの性格からすると『嫌な作業』に入るみたいです。
ただおしゃべりして金額打ち込むだけなんですけどね。。。(笑)
こういった方々が系列にもいっぱいいますので、怖がらずに飛び込んできてくれると嬉しいです!
それでは今度こそさようなら!!~ちゃんちゃん~
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